心理学的恋愛タイプについて
カナダにジョン・アラン・リ−という社会学者がいます。彼は多数の文学小説、歴史的、哲学文献を自ら調査し、恋愛のタイプは大きく分けて6つのカテゴリに分類されると主張しています。
[1]エロスな恋愛・美しさを求める
エロスとは、愛情に極めて高い価値を置きはするものの、愛という感情に取り憑つかれるということは無いという感覚のことを指しています。
また、相手に対して自分が望む身体・肉体的特徴については非常に明確なイメ−ジを持っています。そのため、相手の外見(スタイルなど)に強烈な反応を起こして、強いひとめぼれなどに落ちることがあります。
このタイプの主な特徴に関しては、まず自尊心が高くて自分を包み隠すことなどはあまりしないということが言えます。また、自分のパ−トナ−に対しては全面的な関心を注ぐものの、自分に高い自信があるゆえに、相手に対する所有欲や嫉妬心はほとんど生じません。
[2]ルダスな恋・遊びの愛
恋愛を第一にゲ−ムとしてとらえて、まず楽しむことを大切にしています。
交際している相手にまったく執着しません。
複数の異性の相手と付き合います。しかし、どの異性ともある程度の距離をとって付き合うので自分は決して本気の恋にはなりません。あらゆるタイプの異性パ−トナ−を好みます。
このタイプの特徴は、抑制度が低くなりがちで、外交的であり、相手に対して攻撃性が高いことが特徴です。
[3]マニアな恋愛・取り憑かれた恋愛
恋人から自分に対して関心と愛情をたくさん得たいと強く思う[思い込みタイプ]です。
恋愛をすると非常に強烈な嫉妬や独占欲が激しく起こり、自分が愛されていることを異性パートナーに対して何度も繰り返し確かめたくなります。
また、自分の恋愛について不安をいだくと、食欲不振や、夜眠れない、悲哀などの症状を感じます。さらに、自分のパートナーが他の異性と会話などをしただけで嫉妬するということがあります。
このタイプに多いのは、高い防衛性と攻撃性、神経症的傾向や高い社会的承認欲があり、自分に対しての不安と葛藤と依存が同居しています。
[4]アガペな恋・愛他的愛
相手の利益だけ考えて、相手の為なら自分自身を犠牲にしてもよい、相手に自分を愛してくれることすら求めない献身タイプです。
ジョン・リ−いわく、厳密に調査した結果でこのタイプにあてはまる者は現実には全く存在しないだろうとのことです。
[5]プラグマな恋愛・現実主義的愛
愛に対して現実的・リアルにアプロ−チします。まず恋愛に対して始まりから自分に適切な相手を選びます。また、恋愛を自分の地位をあげるためなど、恋愛以外の目的を達成するための方法であるとも考えています。そのため、相手を選択するときには、社会的な地位や自分との釣り合いなど、様々な基準を立てその条件に合う人間を選びます。
このタイプの人間のポイントとしては、まず自立心が低く、秩序や社会的承認に対する欲求が特に高いと考えられています。とても現実的で恋愛とは関係ない利益などを重視しています。
[6]ストゲな恋愛・友愛
比較的穏やかでゆるやかな友情的な恋愛です。ある程度長い月日をかけて、ゆっくりと愛が育っていくタイプです。友人同士から始まるカップルに多いと言われています。自分も気付かないうちに結ばれています。
このタイプの人間は、人生の最大の目標を結婚としています。結婚をしてふつうに良い家庭を築くことがベストであると考えています。またお互いが離れて暮らしていても問題はあまり生じないと言われています。それの主な理由としては長い間の約束と信頼がふたりの間に出来ているからです。また、例えふたりが別れたとしても、親友関係としての人間づきあいはずっと続いていきます。
[まとめ]
ジョン・リーは恋愛心理学の研究の中で、「恋愛で人と付き合うのは、同じタイプの人と付き合うとうまくいくだろう」「ぜんぜん異なるタイプの異性と付き合ってもあまりうまくいかない」と主張しています。
ただ、これらのタイプは人が生きていく人生のなかで変化するものでもあり、必ずしも同じスタイルだからといってふたりが上手く付き合っていくとも限らないと思います。
自分の現在における状態や、自分が気になる異性のタイプ・スタイルをおおまかに知る基本の事項として少し参考にしてみるのも良いと思います。